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one capsule

​一個のカプセル

one capsule

​一個のカプセル

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一個のカプセルリノベーションプロジェクト

一個のカプセルリノベーションプロジェクトとは、メタボリズム建築運動の象徴であり、カプセルホテルの原型になった、世界的に有名な 中銀カプセルタワービルの保存を目的にした大規模なプロジェクトの一部である。現在はビルの未来が不確実であっても、カプセル所有者は特別な想いを寄せる外部協力者とのコラボレーションによって様々に修繕されつつある。このプロジェクトは上記のコラボレーションの一つの結果である。

 

 

プロジェクトチーム:

 

クライエント/プロジェクト主動: (中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト) 前田達之

 

プロジェクト、クラウドファンディング運営 (エンジョイワークスのハローRENOVATION) 松島孝夫

 

リノベーション工事: (CALLAC) 大塚哲也

 

デザイナー: デレズニチェンコ・ヴォロディーミル

 

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指導:塩崎太伸

助言: イルギン・エンギ・ツンコ

 

応援: 廣瀬雄士郎、 まさおき おの

 

CG: ユリ―・シツニック

 

写真: コリン・チェジン

 

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面積: 10 sq m

 

年度: 2018

 

当プロジェクトは(株)エンジョイワークスが運営するハローRENOVATIONサイトを通じてアイディア募集から始まり、選考後にクラウドファンディングで協力者を募って完成を目指した。私が提出したオリジナルデザインの再設計を試みた提案が採用され、デザイン担当に就任した。

建物の設計者である黒川紀章氏も、時代や人々の暮らし方の変化に合わせてカプセルデザインの最新化を目指していたことから、私の提案では元々のインテリアを今のスタイルに合わせることを目標にした。担当したカプセルの状態は皮肉にもプラスチックで作られたユニットバス以外保存できるものなかった。カプセル内部の構造が剥き出しになっているほどに老朽化していたが、それでもオリジナルデザイを活かした今のスタイルへの再設計に挑んだ。

 

そして、丸窓ソファーを設計したわけである。カプセルの特色である丸窓に直接据え付けたソファーには1人の人間がぴったりと収まり、浜離宮恩賜庭園や東京湾の景色を眺めることが出来る。収納以外のスペースは空いており、ゼロファンクションからの変化を可能にする。

 

カプセル内のスペースをずいぶん占めていた1970年代の超近代的な電気製品を現在のスタイルに合わせると、全てがスマートフォンひとつに置き換えられ、住人が生活するためのスペースに空間を譲る。さらに、カプセルは次世代の標準にも合わせた IOT(モノのインターネット)にも対応している。照明、エアコン、音響はスマホにインストールされたアプリで制御される。カプセルの住人が変わっても、カプセル設定の取扱説明書を参照しながら、個人的な好みによって環境を設定(メタボライジング)できる。カプセルは「未来派的イメージの家」という根本的な性質があることから、ある意味、カプセル自身が電子デバイスになったといっても過言ではない。

 

しかし、こうしたコンセプトも多様化する今の個人主義的社会の事情に合わない場合もあるため、私はカプセルに独自のアイデンティティーを与えることにも挑んだ。私の出身国であるウクライナで作られ、輸入されたユニークな刺繍をカプセルの壁に飾ると、ウクライナと日本の文化及び伝統とテクノロジーを融合した空間となり、居心地の良さを感じることが出来る。

 

このように、当カプセルプロジェクトは老朽化したカプセルを住みやすい環境に再設計し、一般からの支援を得て、この世界的にも稀なカプセル建築を再生させることに貢献する目的を果たしている。

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WINDOW SOFA

LIVING SPACE

BATH UNIT

ENTRANCE

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